古着Tシャツが大変身!クレイジーカラーのキッズパンツにリメイクしてみた【型紙活用&腹巻き付き】

こんにちは、縫いログです。クローゼットの奥に眠っている、もう着なくなったお気に入りのTシャツはありませんか?どこのお家にもあるであろうTシャツ、ちょっとしたアイデアと手間で、素敵なアイテムに生まれ変わるんです✨️
今回は、ユニクロのTシャツを使って、クレイジーカラーのキッズパンツリメイクする方法をご紹介します。素材選びのポイントから、色合わせの楽しみ方までお話していくので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

🎥まずは動画で全体の流れをチェックしたい方はこちらからどうぞ(約10分)

着なくなったTシャツが宝の山に!リメイク素材選びのポイント

リメイクを始める前に、まずはどんなTシャツを使うか、そしてどんな素材が適しているかをご紹介します。

ユニクロTシャツがリメイクに最適な理由

今回メインで使ったのは、皆さんのお家にもきっとあるであろうユニクロのTシャツたちです。特に「ユニクロUのクルーネックTシャツ」は、リメイク素材として本当に優秀!

  • 素材の良さ:このTシャツは綿100%で、生地に厚みがありあまり伸びないのが特徴。伸びにくいということは、実は「縫いやすい」ことでもあるのです。
  • 抜群の耐久性:本当に丈夫で、洗濯にも強いのは皆さん御存知の通り。長く愛用できる生地なので、リメイク後も安心です。
  • リメイクのきっかけ:長く着ていると、濃い色のTシャツは首や肩のあたりが日焼けしてしまったり、サイズ的に着られなくなったり――――でも、身頃の生地はまだしっかりしていて着心地も抜群。そんな「捨てるにはもったいないけど、着られない」Tシャツが何枚も集まった時が、リメイクの絶好のチャンス! 彼らには素材として生まれ変わってもらうことにしました。

腹巻き付きパンツにした理由

実は、今回腹巻き付きルームパンツにリメイクすることにしたのは、長男が夏寝る時に腹巻き付きのパンツを愛用しているから。130センチになるとなかなか市販品では売っておらず…着心地抜群のこのTシャツ生地を活用して作ることにしました。

用意するものと型紙について

準備するものは、リメイクしたいTシャツの他にいくつかあります。

  • リブ生地:腹巻き部分に使います。伸縮性のあるリブ生地を選びましょう。
  • ミシン糸:今回はニット用のミシン糸、レジロン糸を使用しました。
  • ミシン:家庭用ミシンでも大丈夫ですが、ロックミシンがあるとさらにきれいに仕上がります。
  • 型紙:今回は「みんなのカットソー」に掲載されているハーフパンツの型紙を使用しました。この型紙は子供から大人まで多くのサイズ展開があるのが嬉しいポイント。残念ながら現在は廃盤なので書店では手に入らないかもしれませんが、シンプルなズボンであれば、似た形の型紙でもOK。
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  • その他:酸素系漂白剤、ハサミ、クリップ、刺繍針など。

クレイジーカラーの醍醐味!色合わせと裁断のコツ

リメイクの大きな楽しみの一つが、色合わせですよね。特に今回はクレイジーカラーのパンツなので、色の組み合わせで印象がガラッと変わります。

生まれ変わりの準備! Tシャツの下処理

リメイクする前に、まずはTシャツをきれいにしましょう!私は酸素系漂白剤でしっかり付け置き漂白をしました。これで、Tシャツが清潔な状態で新しいアイテムに生まれ変わってくれます。

色合わせは無限大!自分だけの組み合わせを見つけよう

クレイジーカラーにするには、前後左右で同じ色が隣り合わないように配置するのがポイントです。今回は4色使いましたが、2色や3色でも素敵な組み合わせができます。

色の組み合わせ方のアイデアとしては…

  • 引き締め効果:左右で濃い色と淡い色を組み合わせると、メリハリが効いて引き締まって見えます。
  • 印象チェンジ:前後の明るさを変えるだけでも、パンツ全体の印象がガラッと変わります!
  • ポケットもしっかり!:ルームパンツなのでポケットは省いても支障ないかと思いますが、色の組み合わせを楽しむデザインのために、しっかり全部付けるのがオススメ。

考えるだけでも楽しい配色は、まさにハンドメイドの醍醐味です✨️

2つのパターンをご紹介

今回作ってみた2つのパターンを例に、色合わせのイメージを掴んでみてくださいね。

1. 爽やかブルーが主役のクレイジーカラー

  • コンセプト:青と白を主役に、爽やかで子どもらしいポップなカラーの組み合わせ。
  • 配色:前から見て左に濃い色、右に薄い色を配置し、後ろ側も同様に左が濃い色、右が薄い色になるようにバランスを取りました。
  • キーカラー:ブルーをキーカラーにしたかったので、要所要所にブルーを効かせてみました。

2. 落ち着いたトーンでハギレも活用!

  • コンセプト:1着目とは印象を変えて、落ち着いた、かっこいい系の色で組み合わせ。
  • 素材の有効活用:ちょうど同じくらいの厚みの紺色のハギレがあったので、それを活用してみました。ハギレの消費にも役立って、一石二鳥✨️
  • 配色:全体的に濃い色で揃えつつ、淡いベージュをポイント使いしてみました。

時短ポイントも!賢い裁断方法

裁断する際、ちょっとした工夫で時短できます◎

  • Tシャツの裾、袖口を活かす:パンツの裾や後ろポケット口は、元のTシャツの裾や袖口の縫い目をそのまま活かして型紙を配置しました。これにより、裾上げの手間が省けて、ちょっぴり作業時間が短縮!
  • パーツの配置決め:裁断前に、どのTシャツのどの部分をどのパーツに使うかをしっかり決めておくと、迷わずスムーズに、生地も無駄なく裁断できます。

縫製プロセス徹底解説!初心者さんにも優しい縫い方

いよいよ縫製です!基本的には型紙の縫い方通りに進めますが、+αでリメイクならでは縫い方のポイントをご紹介します。

意外な選択?「あえて白」のステッチ

通常、洋服を縫う時は生地に馴染む色の糸を選びます。でも今回は、組み合わせ楽しむ服なので、あえて白のステッチを効かせてみました。クレイジーカラーの切り替え位置の良いアクセントになり、より可愛いらしく仕上がります。

ユニクロTシャツ生地は伸びが少ないから縫いやすい!

ニット生地を縫う時に、縫い目が伸びないように「梱包用PPテープ」などを挟みながら縫うテクニックがありますが、このユニクロTシャツ生地伸びが少なくて、なんとPPバンドなしでスイスイ縫えました。伸びにくいということは、伸びない布帛生地(織ってできている生地のこと)と似たような縫い方ができるかな?と予想。本の縫い方にはないのですが、色の切り替え部分にダブルステッチを追加して、カジュアル感UP!

パンツ本体・裾の縫い合わせのコツ

パンツ作りの一般的な工程では、脇を縫い合わせてから裾を縫うことが多いですよね。でも今回は、元のTシャツの裾をそのまま利用する時短テクニックを使っているので、脇の縫い合わせのみでOK。ただし脇の縫い方は少しコツがあります。

  • 裾の位置合わせ:前後で裾の位置をきっちり合わせる必要があります。
  • 縫い始める方向:縫い始めからズレてしまわないように、裾側から縫っていくのがポイントです。ゆっくり丁寧に縫い進めてくださいね。

ロックミシンの糸端処理も丁寧に

ロックミシンを使う方は、縫い始めの糸端(空環【からかん】)の処理も忘れずに。

  1. 裾側の空環を、根元で固結びします。
  2. 刺繍針などの穴の大きい針に通します。
  3. 裾の端からロックミシンの縫い目に沿って針を通し、
  4. 糸を引き抜けば完了です。これで、糸が飛び出てくる心配もありません。

快適さUP!腹巻き付きウエストの作り方

パンツ本体が縫い上がったら、腹巻き(ウエストリブ)をつけていきます。一度付け方を覚えれば、どんなパンツも腹巻き付きにアレンジできて便利ですよ。

腹巻きリブのサイズを決めよう

腹巻きのサイズは、お子さんの好みや体型に合わせて調整できます。

  • 幅の決め方
    • 我が家の長男は「あまり締め付けすぎてもしんどい」というタイプだったので、ウエスト寸法にプラス5cm、さらに縫い代の2cmを加えた横幅にしました。少し緩めで締め付けすぎず、1〜2年は着られそうです。
    • もしフィットする方がお好みであれば、ウエスト寸法に縫い代の2cmだけを加えた横幅にしてみてくださいね。
  • 高さの決め方
    • 「好みの腹巻きの高さプラス1cm」を2倍にした縦幅にカットしたリブ生地を用意します。これは、リブ生地を半分に折って使うため、倍の長さが必要になるためです。

腹巻きリブの縫い方とパンツへの取り付け

リブ生地の準備ができたら、いよいよパンツ本体に取り付けていきましょう。

  1. リブ生地を筒状にする:リブ生地の表側を内側にして半分に折り、縫い代1cmで端を縫い合わせます。
  2. 半分に折る:筒になったリブ生地を、表側が見えるように半分の高さに折ります。
  3. パンツにセット:パンツを裏側にひっくり返し、折りたたんだリブを内側に入れます。
  4. クリップで固定:リブを四分割して印をつけ、パンツの前後左右の切り替え位置とリブの印の位置で、クリップでしっかりと止めます。これは、縫い合わせる際にリブが均等に伸びるようにするための大切なポイントです。
  5. 縫い合わせる:いよいよパンツ本体とリブを縫い合わせます。この時、リブを伸ばしながら縫うのが最大のコツなんです!左手で押さえ付近を固定し、右手で生地を伸ばしながら縫い進めると、スムーズにできますよ。ロックミシンも、同様にリブを伸ばしながらかけると綺麗に仕上がります。

縫い終わったら、ロックミシンの空環は先ほどと同じように縫い目の中に通して処理をすれば、完成です!


完成!世界に一つだけのお揃いパンツと広がる可能性

さあ、これでクレイジーカラーのキッズパンツ完成です!

どこから見ても楽しいデザイン

出来上がったパンツは、前から、後ろから、左右から、全部表情が違って見えます。シックな色味でかっこいい✨️

もう一つの色合わせで作った、ブルーが効いたデザインも、子供らしくてとってもかわいい!
こんな風に、色合わせを変えるだけで全く違う印象のパンツができるのが、ハンドメイドの楽しいところ。

家族の笑顔に繋がるリメイク

さらに、もう少し生地が残っていたので、ベビーサイズも作ってみました。一目でお揃いと分かるペアが2組完成✨️

このお揃いパンツには、夫も長男も本当に喜んでくれて、特に長男は、進んでお揃いの服を選んで着てくれるようになりました!我が家の兄弟は7歳差なので、市販のお店ではお揃いのデザインはなかなか見つかりません。兄弟姉妹でお揃いの服を実現できるのが、ハンドメイドの良さだと改めて感じました。

リメイクの可能性は無限大

古着のTシャツから始まった今回のリメイク。色違いはもちろん、お揃いアイテムも作れて、その可能性は本当に無限大

皆さんも、ぜひクローゼットに眠っているTシャツたちに、新しい命を吹き込んでみませんか?きっと、世界に一つだけの特別なアイテムが生まれますよ✨️

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